異世界レビュワーズ
異世界には色んな種族がいる。どんな種族であれ性欲はある。だから異世界にも風俗がある。風俗嬢はサキュ嬢と呼ばれている。風俗店に潜入し、まるでファミ通のように１０点満点のレビューを行うというアニメだ。寿命の短い人間にとっては５００歳でも見た目が若いエルフ嬢は最高だが、若いエルフにとっては５００歳はオカンより年上ということで、とてもじゃないけど抱く対象ではない。人間にとって５０歳の女は熟女だが、エルフにとっては「まだ」５０歳の若さということで超抱ける！てか通える！というふうに価値観が違うのである。
風俗店紹介アニメということで、第一話はまるで１１PMを見ているかのような、あるいはギルガメッシュナイトを見ているかのように頭を空っぽにして見ることができる。２話、３話も同様だけど。そして出てくるのは、人間の風俗嬢を除けば、種族は違えどかわいい子、きれいな子ばかりで目の保養にもなる。異世界ものも描きつくされ、ついに未開拓の分野へイクのか！と思ったのである。早漏気味ではあるが、早く次回も見たいと思わせてくれる。
正統的な異世界なものばかりじゃあ飽きる。こういう作品もあったほうが良い。そしてこういう作品をみることで、他の正統的異世界の作品を見る時にこう思うのである。「この作品は正統派だが、ここでは描かれていない風俗街もこの世界にはあるんだろうな」と想像を巡らすことができる。そしてその作品の世界観に厚みがますのである。つまり、「異世界レビュワーズ」を見ることは、他の異世界ものの作品を見るときにも深みを与える作品なのである。様々な異世界ものを楽しみたいのならば、この作品は必ず見なければならない。人類補完計画ならぬ異世界補完計画に欠かせない作品と言えよう。女性にとっては楽しめない作品かもしれない。しかし、男は楽しめる作品である。酒場でエロ話をする男たちをみる店員、メイドリーさん（鳥族）の冷たい目もまた心地よい。
